7月21日(土)、生涯活躍かみしほろ塾「総合講座」が開講しました。
7月21日・22日の2日間で開催される第Ⅰ期は「地方創生」をテーマにした講演授業。
初日のこの日は、東京大学大学院客員教授/野村総合研究所顧問/元総務大臣の増田寛也氏、福井県知事の西川一誠氏、三菱総合研究所主席研究員の松田智生氏の3名の講義が行われ、200名近い受講者が聴講しました。
開会式で、竹中貢町長は「今日の総合講座には、日本全体の課題である人口減少問題に立ち向かわれている先生方を講師にお招きした。大きな問題であるが、解決へのヒントを得てほしい」と挨拶。
続いて講座運営を担う、(株)生涯活躍のまちかみしほろの小寺友之社長が挨拶し、「この総合講座で上士幌の魅力を再発見してほしい」と語られました。
特別講演として最初の講壇に立った増田氏は「人口減少社会における地方の役割と戦略」として、地域の自立と地域価値の向上を提言。「地域でとんがっているところを探してまちの個性に」と話しました。
続いて「幸福度ランキング1位の暮らし」と題して、西川氏が登壇。都市暮らしの問題解決としての地方の暮らし方を講義するとともに、ふるさと納税発案者として、ふるさと納税の理念や意義を伝えました。
最後の講演で松田氏は「東京から地方へ“明るい”逆参勤交代のすすめ」と題して、関係人口に関連した新しい働き方の提案と事例を紹介。「逆参勤交代は、住まい方、働き方、生き方改革」とし、「新たな生き方には一歩踏み出す勇気が必要。今日7月21日を、上士幌町が一歩踏み出す記念日にしましょう」と締めくくりしました。
7月22日(日)の講義には、俳優の風間トオル氏らを迎えた鼎談などが行われます。また、10月6日(土)・7日(日)には「地方の未来を創るイノベーション」をテーマにした第Ⅱ期が、2019年2月9日(土)・10日(日)には「支え合う地域社会を目指して」をテーマにした第Ⅲ期が開催されます。
受講のお申し込み・お問い合わせは
株式会社 生涯活躍のまちかみしほろ(TEL: 01564-7-7630)または下記のURLまで。
http://kamishihoro-town.com/kamishihorojuku/
開会の挨拶をする竹中町長
株式会社 生涯活躍のまちかみしほろ小寺社長
地方創生の要諦を「『いつでも、どこでも、誰にでも』のグロバールサービスから、『今だけ、ここだけ、あなただけ』おローカルサービスに」と語る増田寛也氏
「都市から地方へヒトモノカネの流れを活発に」と、西川一誠氏
「明るい逆参勤交代は、全町民、多世代参加の地域づくり」という松田智生氏